1999年11月20日(土) 川苔山(1,363m)
天気:はれ

0800 奥多摩駅より増発の臨時バスに乗る
0830 川乗橋より入山
1000 百尋ノ滝(落盤の為滝に近づけない)
1200 川苔山山頂(休憩1時間)
1530 鳩ノ巣駅着

谷間を歩くのでこの時期は寒い。
猪や熊が出るので注意。

*途中にトイレは無

百尋の滝 写真:Impala

紅葉 写真:Impala



「川苔山の日」

伊達絵日記バスを降りて、さあ登山開始だ、と言う時、1匹の猪が草村で暴れているのが見えた。
野性の猪を見るのは初めてだ、俺は瞬きもせずに、じっと見ていた。感動した。
熊が出ると言う看板もある。しばらく歩くと、見たこともない大きな蜂の巣が存在のでかさを、アピールするかのように木にへばりついていた。今回の登山は出だしからちょっとちがうぞ、と思った。天気が良く、風もおだやかな朝であった。川沿いの道が続く、小滝もいくつかある。川が太陽に反射してキラキラ光る、きれいな川が、強調される。手を川につけると、しゃっこい、と言う言葉はこのためにあるんだなと思う。
でかい滝が見える、落盤のため近くには、いけないが、遠くからでも見ごたえある。百尋ノ滝と言うらしい。
いつもは頂上が、まるで地平線の向こうにあるように思えるが、今回は、川、滝、渓谷など楽しめて、そうは、思えない、紅葉も満開とは、いえないが、ところどころ顔をだしていて、それもまたいい。枯れ葉がたくさん落ちていて歩きにくい。
頂上は、やはりいいながめだ。回りの山々が見える。
そして下山だ。木漏れ日が顔にあたると気持ちいい。日陰では、初冬を感じさせる霜がはっている。小石を持ち上げた霜柱が、きれいに列を作っている、自分達の力を見せ付けてるようだった。楽しかった、、、初めて見る物がたくさんあって。
TVやゲームなどなくても、自然を見ただけで、こんなにも楽しめるのだ。
11月20日は、そう俺達にとっては、まさに川苔山の日であった。

終わり


戻ろう!

ここで使用されている画像や文章などは著作権放棄されておりませんので無断で使用しないでください。
リンクはトップページへお願いいたします。


お山にっき

絵・文:伊達 / 写真:Impala